その2) 生徒会長立候補
小学校6年の時だったか
何を思ったか俺は生徒会長に立候補した。
皆から 推薦され
お調子者な部分が発揮され
「お そうかい?」(照
的なノリで立候補してしまったのだ。
あとあと 壇上に立って
全校生徒の前で演説などするハメになり
とても恥ずかしかったのを覚えている。
立候補の際
何を売りとしていたのか
あまり覚えていないのだが
僕が生徒会長になったら
タイムカプセルを校庭に埋めて
どうだのこうだの
まじめなことを 言っていた気がする。
今思えば は?タイムカプセル??
だからどうしたって話で
ちっとも 魅力的じゃないなぁ と思った。
演説の原稿なんて アイデアも含めて
ほとんど 担任とおかんに書き換えられているため
俺の主張を少しでも述べられたんだろうか??
と いまさらながら 疑問に思う。
俺の当初の希望は週休2日制だったような気が・・。
あくまで個人的な希望だったのだが
それはどこへ行ってしまったのやら・・。
そんなのは 一つの学校レベルじゃ無理 と担任に言われ
文部省に言いにいこうかなと 思ったもんだ。
高校になった頃 第2第4土曜だかが休みになり
今では完全週休二日だ。
ほれみろと思ったもんだが
何度も書き換えられていくうちに
どっかへ抹殺されてしまったのであろう。
そんなわけで 俺は壇上で
先生とおかんの共同作による 原稿を読み上げたのであった。
給食の時間
全校全クラスを選挙運動として回る。
クラスメイト数名を連れての大名行列であった。
そのため 皆より優先して
先に給食を食べていいため
それだけは嬉しかったような気がする。
しかし 欠席者の分の給食を
おかわりできないので
このときばっかりは
なんで 俺立候補しちゃったんだろ・・
と とても後悔したもんだ。
一番恥ずかしかったのは
ビデオに演説を録画して
給食時間にそれを流した時であった。
なんか思ってもないようなことを
自分が口から吐き出していて
こいつ何思ってもないこと言ってんだ?
と 驚いたもんだ。
もちろん 担任+おかん作なので
当たり前のことであった。
そして そんなどこまでも偽善者な俺を見て
素敵!!
と 思いつつも
なんか照れくさく恥ずかしかった。
しかし 政治家たるもの
他人のためじゃなく 自分のために
政治を行っていかないと 話にならないね
と いまさらながら思う。
俺が首相になったら
外相は 横山○ックだね。
是非 国民の血税を
全世界の女性のまたぐらに
ぶっこんでほしいもんだ。
そして投票が行われた。
敗北・・・
なにがいけなかったんだ??
やっぱ そのイケてない ルックスか??
1ガロンは 足りないであろう脳みそか??
抜歯の際 一緒に抜き取られてしまった運動神経か??
ううむ・・ やっぱ 金か!?
と 女に振られたときのような そんな疑問を抱く中
俺は近差で 第一位の立候補者に敗れた。
しかし この投票は結局のところ
子供会などを含め どの学区出身かが重要な役割をしめていて
それによって全然知名度が異なり
投票する奴は結局知ってる顔の奴に投票するのである。
簡単に言うと ただ単に出身学区の人口。
そんなわけで俺の地区は最小地区でもあるに関わらず
当選はしなかったが
2位にはなったので
それは うちの学区出身者初の快挙であった。
うう・・俺のブロマイド付
うまい棒 校門で配布しとくんだった!!(惜
しかし 一緒に選挙活動してくれた皆に
感謝するとともに 満足であった。
しかし 他クラス立候補者で
3票と言う男もいた・・。
自分とその兄弟2名で3票・・(寒
彼に比べれば俺はなんて幸せだったんだと心底思った。
クラスメイトからも一票も入れてもらえなかった
その男の悔し涙を俺は忘れない。
恥ずかしかったが 落選した際
皆に励ましの声をもらい
嬉しかったことを覚えている。
華を咲かそう