その10) 結膜炎
小2か 小3のときに 某多摩○ッ○のプールへ行き
ゴーグルなしの俺はまんまと結膜炎になってしまった。
多摩○ッ○では様々な事件があり
個人的にはあまり いいイメージがない。
看板的な乗り物であった○ッ○トレイン(園内を一周する)は
脱線するし 観覧車なんてのは
閉園時 乗客がいることを確認もせずに
バイト君が観覧車を止めて 帰ってしまったほどだ。
そのときは冬であり 窓のない観覧車の中に
乗客は拉致られ 一夜を過ごしたことは言うまでもない。
俺は間違っても
あんな夜景の一部にはなりたくねぇ!!
プールの話に話題を戻すが
大体 プールなんて綺麗なもんじゃない。
これを身をもって知る羽目となる。
他人の垢や髪の毛 あらゆる体液が
うまい具合に出汁となっている。
ガキの小便は勿論だろうし
綺麗なお姉ちゃんのアレだって(以下略
と 想像するだけで
プールの水はもはや ただの水じゃないわけで
飲むと興奮しちゃう人もいるかもだけど
俺はもう お腹一杯です・・・。
まだ 汚れも知らない
純真な乙女だった俺は
その水の中を
泳いでいたわけです。
ゴーグルもなしで
その水の中をお目目パッチリで
泳いでいたわけです。
おかげで綺麗な目は
汚れてしまいました・・・。
帰宅すると
右目が痒いのなんのって
痒い痒いで かきむしり
翌朝 目が覚めると
右目は真っ赤だ。
そして 母親に眼科へと
連行される羽目になった。
それで 結膜炎 と診断され
目薬をもらって帰宅した。
学校は今日はお休みしなさい
と おかんに言われ
おとなしく NHKの教育番組を見て
安静にしていたつもりだったのだが
部屋にこもりっ放しは体に良くない。
そんなわけで チャリンコに乗って
近所を全力疾走。
目にホコリが入りまくり 悪化・・。
右目をかいた手で 左目をこする。
大変おめでとうございます
左目も結膜炎に・・。(死
こうして 目をかくことが
我慢できない俺は
かなり 治りが遅かった。
なにしろ 家族全員に
結膜炎をうつし
それでいて最後に治ったのが
俺だったくらいだ。
食卓には不思議な光景があった。
なにしろ一家全員目が赤い・・。
子供ながらに なにか怖いものがあった。
兄弟からは 病原菌扱いされ
とってもVIPな待遇を受けたような気がする。
とにかく お前は物に触るんじゃねぇ。
寄るな 触るな そして死ね。
なんで そんなこと言うかなぁ〜。
君たちそんなこと言ってると
触っちゃうよ??(ニッコリ
おぉ〜 俺は死神!!
地獄からの使者だぜぃ〜♪
おやつが出れば真っ先に俺が触る。
これで兄弟は誰も食べない。
素晴らしいぞ〜 病原菌!!
TVのリモコンは触りまくり
これで俺の好きな番組 見放題。
タイラント(暴君)と呼ばれてもおかしくはなかった。
結膜炎をいいことに
傍若無人な振る舞いの数々をしていた少年。
完治したあと 沢山のリベンジを
浴びることになる・・。
怖いね〜。
恐怖政治が終わったあとの
民衆の怒りを 肌で感じるのであった。
華を咲かそう