その8) 免許取得試験
18歳か19歳のときだか
単車の免許がほしくなり 教習所へ通った。
そして 教習所を無事に終え
府中にある本試験場へと赴き
試験を受けることとなった。
朝は早起きし 眠い眼をこすりながら
筆記試験のための参考書を何度か読み返し
バス 電車 バスと乗り継いでやってきた。
そして 証紙を買い
視力のテストを行った。
しかし・・・
君 目悪いね
メガネつくってきて
え??
今日の試験は??
う〜ん 受けることはできないね
とにかくメガネつくってくることだ
なんだよそれ〜〜〜〜
しょっぺぇなぁ・・・
俺の視力 教習所に通っている際に
計測したものでは 裸眼でギリギリ0.7あったのだが
どうやら ここ最近で0.7以下に
落ちてしまっていたらしい。
とちあえず 話になんないので
払った証紙の金だけは返してもらい
試験場を後にした。
家に着いて 事情をおかんに説明して
眼科とメガネ屋が一体になっている店に行き
メガネをつくった。
常にメガネをかけるほど
目が悪いわけじゃなかったので
フレーム選びがめんどくさく
おかんに適当に選ばせた。
後にそのメガネが ババくさくて
ウンザリすることになるのだが
このときは そんなことなど どうでも良かった。
こうして次の日 再び 俺は試験場へと赴いた。
これだけ 勉強したんだから 余裕だべ
と 自信満々だった俺なわけだが
100点満点中
90点以上取れば合格なんだが
微妙な 89点・・・
一点たらねぇええええ (ひでぶっ
横に流れる電光掲示板で
合格者の受験番号が発表されるわけなんだが
俺の受験番号が 189番だったとしよう
こんな感じで発表される
↓
え?? 俺の番号は??
185・186・187・188・・・190・191・192・193
↑
点じゃねぇかよ!!!(泣
しかし 間違った答案を返されることはないので
どこを間違えたのかが確認できないのである。
俺は参考書を取り出し
今日 出された問題をよく思い出し
どこが間違えたのか よく考えた。
一問だけは 確実に思い出した。
Q. 踏み切りを走行する際 脱輪の恐れがあるので
できるだけ中央よりを走る。
俺がつけた答えはもちろん ○
脱輪の危険があるのだから
できるだけ中央よりを 走った方がいいに決まってんだろ!!
しかし 答えは ×・・・
正解はこうだ。
踏み切りを走行する際 脱輪の恐れがあるので
やや 中央よりを走る。
なんだ この ややってのは!!!
この やや のせいで俺は今日の試験代パ〜〜〜かよぉ〜〜〜
人を舐めるのもいい加減にしろ!!
こうして試験落伍者は
日本語とはなんて曖昧で複雑なんだ
と 身をもって体験することとなった。
となりにいた イラン人が合格して
なんで 日本人の俺が試験落ちてんだよ!!
世の中どうなってんだよ!!
くっそ〜〜〜・・・
こうして 悔しかった俺は熱くなり
次の日も続けて受けたのであった。
しかし 世の中続けて受ければ受かるほど
甘くはなかったのである・・。
結果は 87点・・・
人間熱くなったら負けなのねん。(泣
こうして二日間 国家に金を納めた俺は
ウンザリして 期限ギリギリまで
試験を受けにいくことはなかった。
ギリギリになって慌てた俺は
朝早く 裏校 (試験場そばのラーメン屋の2階にあり
ヘッドホンをつけて 試験のシミレーションができる) へ行った。
こうして本試験を受け
試験場に4度目に足を運んだところで
ようやく 中型自動二輪免許取得 とあいなった。
試験場を去る際
4度も足を運んだことに対して
なんとも悲しくなり
次の免許更新までは絶対にこねぇぞ!!
と 固く心に誓った。
しかし 財布と共に免許を落とし 再発行
はたまた 違反しまくって 免許停止 などで
早々に試験場へ足を運ぶことになるのであった。(号泣
もう 試験場へ行くのは懲り懲りです・・(泣
華を咲かそう